あなたのロードバイクのサドルの高さや前後の位置はどうやって決めましたか?
あなたのサドルの高さや前後の位置そして角度は、
もしかしたらあなたに合ってないかもしれませんよ。
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ロードバイクのサドルセッティングの見直し
ロードバイクのサドルは高さを適当に決めても乗れないことはありません。
サドルを低くしたアップライトなフォームは乗り始めたころはいいですが、
せっかくロードバイクに乗ってるんだから、
少し慣れてきたらあなたに合ったサドルセッティングをしたほうが
ロードバイク乗りらしいかっこいいフォームで走ることができますよ。
サドルの高さが合ってるとペダルに伝えるパワーを最大限に発揮することができますよ。
サドルの高さを決める
ロードバイクのサドルセッティングで一番に考えるポイントはサドルの高さ。
あなたの体にあう基本のサドルの高さの出し方をお伝えします。
まずは、あなたに合ったサドルの高さを計算します。
その計算方法は…
「股下の長さ×0,875」です。
この計算で出た答えが、あなたに合ったサドルの高さの基準になります。
厚さ5センチぐらいの本を股にいっぱいいっぱいに押しあてた状態で挟み、
本の最上部から股下の長さをメジャーなどで測ります。
測った股下の数字に0,875をかけます。
ぼくの場合は股下が79なので、
これに0,875をかけた数字の69,125がサドルの高さを出す時の数字になります。
サドルの高さはさっきの数字、約69センチをクランク軸の中心のBBの位置から、
サドルのやや窪んでるところまで合わせます。
間違っても算出した数字はシートポストを出す長さじゃないですよ。
これよりもあまりに低すぎると、力を入れづらくヒザにも負担がかかります。
高すぎると筋肉が伸びっぱなしになり、疲れやすくなります。
ロードバイクに乗り慣れてなくて、高めのサドル位置が怖いなら
0,860をかけた数字で試してみて下さい。
係数は使わずに高さを決める場合
股下の長さを図って係数をかけてメジャーで測ってやるのは正直めんどくさいと感じる人ができる方法は、
ペダルの片方を一番下の下死点に持ってきてサドルにまたがり母指球を下に持ってきたペダルの上に置きます。
その時に膝が軽く曲がるぐらいの高さがあなたに合ったサドルの高さになります。
係数でもまたがって高さを合わせても、一か月間ぐらい乗ってもしっくりこない場合は下げるか上げるが微妙な調整が必要にはなりますよ。
サドルの前後の位置
サドルの前後位置の基本的な決め方はロードバイクを水平な地面に移動させ、サドルに跨りクランクを地面と水平にします。
この状態で突き出たヒザの皿の縁から垂直にペダル軸が交差するところが、あなたに合ったサドルの位置です。
ヒザの縁からペダル軸までの線はヒモにおもりを付けたものを使うと
1人でも合わせやすいですよ。
サドルの角度
サドルの角度は水平が基本です。
角度を調整する時はわざわざ水平器を使う程神経質に調整しなくても、
平らな地面と水平になっていればOKです。
とは言え、体格や前傾の角度は人それぞれ違いますから、サドルの角度は絶対に水平が必ずしも正しいとは言えません。
深い前傾で尿道が圧迫されていたり、腰が痛いとかでサドルを若干前下がりにしたりもします。
水平にしてある程度乗ってみてもどこかに痛みが出るなら、前下がりにするなどあなたにあった角度を見つける必要があります。
まとめ
今回はサドルのセッティングについてお話しました。
まずはサドルを基本的なセッティングにして、ある程度乗ってみたけどあなたのお尻に合わないということであれば、
基本の位置から少し高くしたり低くしたりしてみて下さい。
ちょっと乗って合わないから調整すると実はそのセッティングがあなたに合っていてたかもしれないのに、見逃してしまう恐れがあるので、一か月ぐらいは乗ってみたほうがいいです。
また、高さや角度を調整するときは少しずつミリ単位で調節しましょう。
数字だけじゃなくサドルのポジションは
あなたがロードバイクに乗ってるときのフィーリングも大事です。
サドルの高さは合ってるけど窮屈だと感じるなら
スペーサーを抜いてステムの高さを調整してみたりするのもありですよ。