ブレーキ

ママチャリの前ブレーキ調整方法。軽快車でもほったらかしにしない

投稿日:2019年2月27日 更新日:

軽快車やシティサイクルなど、前ブレーキをかけていないのにブレーキシューが片方当たってる片利き状態に悩んでいませんか?

ほかにも

  • ブレーキの利きが悪い
  • ブレーキレバーの遊びが大きい
  • ブレーキレバーの戻り不良
  • ブレーキシューの取り付け位置や摩耗

など安全に乗るためにはブレーキの調整は必須作業になってきます。

ここではママチャリに取り付けてある前ブレーキの調整の方法をお伝えします。

ママチャリ後輪ブレーキ(バンドブレーキ)から擦れた音がするときの調整方法

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ママチャリの前ブレーキ(キャリパーブレーキ)調整

自転車でホイールが重かったり、ブレーキが効きにくかったりするのはブレーキシューがリムに当たっている状態になっていることが考えられます。

なので、まずはキャリパーブレーキのシューの位置が適正な間隔に調整する必要があります。

調整するのに必要な工具

  • 10ミリスパナ
  • 10ミリメガネ
  • 15ミリの薄型レンチ
  • マイナスドライバー
  • 薄型10ミリスパナ

ブレーキレバーの遊びが大きい

ワイヤーの張り直し

ブレーキレバーの遊びが大きくなってブレーキをかけたときに

レバーをグリップ付近まで握らないとブレーキがかからない場合はワイヤーを張り直して調整をします。

10ミリスパナでワイヤーを固定しているボルトを緩めます。このとき完全にボルトを抜き取ってしまわない。

ボルトが緩まればブレーキが広がります。

ワイヤーの張り方はブレーキシューを片手でリムに当てた状態でワイヤーを引っ張ります。

ブレーキレバーにワイヤーが外れていないかも確認してください。

ブレーキレバーからワイヤーが外れていたら調整できません。

そのあとリムとシューの間隔を開けてワイヤーを固定します。

ブレーキをかけて片利きしてないか確認。

シューとホイールの間隔の出し方

片手で挟んで少し緩まして間隔を開ける方法は基本なんですが慣れるまではやりにくく。

隙間を丁度良くした状態でナットを締めても、

油断しているとキャリパーブレーキの間隔は大きく開いてしまいます。

簡単なやり方は、

ブレーキシューチューナーを使うか。

最初からアジャスターを緩めておいてワイヤーを固定してからアジャスターを締めてリムシューの隙間を作る。

  • 最初にワイヤーを通すところの張りを調整するねじをちょっと緩めておく
  • シューとリムの間に段ボールか何かをかました状態でワイヤーを固定する

この二つの方法はどちらも固定ボルトを締めるときも挟むことだけに指の力を使えるので、

スパナを使ってボルトを締める作業も楽です。

ワイヤーの張りを調整ねじを緩めて固定した場合には、最後に調整ねじを締めることでシュートリムの間隔を作ることができます。

調整が出来たら、前輪を回してリムにシューが接触していないか確認してください。

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シューがリムに当たる

ブレーキの方利き調整

ブレーキの方効き調整のやり方は、

10ミリのめがねレンチとスパナを用意して

  • 前のダブルナットにメガネレンチ、後ろのボルトにスパナを使い同時にシューの間隔が広くなっているほうをリムに近づけるようにブレ―キの角度を調整する。
  • 後ろの固定ボルトを緩めてブレーキを指で挟みシューをリムに当てる。当てたままボルトを固定する。

もしくは薄型の15ミリのスパナかハブコーンレンチを用意して

  • スパナをブレーキ前側の真ん中の部分に差し込み角度を調整する。

上の画像では泥除けの窪みが邪魔でメガネとスパナが平行になっていませんが、

本当は平行にして一緒にスパナとメガネを動かしてブレーキの角度調整をしてあげます。

真ん中にスパナを差し込んで角度調整するのが一番簡単です。

デュアルピポッドの場合

デュアルピポッドの場合は後ろの固定ネジを緩めてシューを挟みボルトを固定。

それでもシューが片方当たっている場合には

ブレーキ本体を両手で持って傾きをセンターに調整して完了です。

前ブレーキのキーキー音解消

トーインを出す

キャリパーブレーキの制動力あっぷと音鳴りを防止のためにトーインも出しておきましょう。

トーインはブレーキシューにハの字に角度つけることです。

ママチャリなどのブレーキのトーインの出し方は、

シューを固定いている部分の隙間にマイナスドライバーを突っ込んでてこの原理で角度を付けます。

ただこれだけなので難しくないです。

ブレーキの戻りが悪い

ダブルナットを調整する

ダブルナットはブレーキのガタを調整するためのネジです。

ブレーキ本体に近いほうのナットを締めこめば締めこむほどブレーキの動きが重たくなります。

訳も分からず適当に締めこんでいるとブレーキが動かなくなりますし緩いとガタの原因です。

ブレーキの動きがキビキビと動くところまで締めて二個目のナットを締めこんでいきます。

最初のネジが一緒にしまっていかないように薄型10ミリのスパナで固定したまま二個目のナットを締めます。

薄型スパナを用意せずに厚みのある10ミリで手前のナットを固定しようとすると二つ目のナットが固定する方のナットに干渉してしまうので、ダブルナットの調整をするなら薄型スパナを用意しておくことをお勧めします。

よほどでない限りはあまり触ることをおすすめしません。

ブレーキシューのズレ、摩耗

ブレーキシューの位置調整

ブレ―シューがリムにちゃんと当たる位置にあるかもチェックしてください。

シューの位置がずれていたらシューのナットを緩めてブレーキがかかった時にリムに当たる位置で固定。

シューの取り換え

シューはブレ―キをかけることで徐々にすり減ってきます。

シューの溝がなくなっていたら早々に交換しましょう。

固定するときは気持ち前下がりに固定する。

ブレーキをかけたときにシューがタイヤに干渉しないか、しっかり固定されて簡単に動くことがないか確認してください。

ブレーキシューには取り付け向きがあるので、

取付時には要確認。

ホイールが振れている

ホイールが振れてシューが方当たりする

長いこと乗っているとホイールはだんだんと振れてくるものです。

ブレ―キ調整をどれだけきれいにしてもホイールの振れがひどいとホイールが回転するとリムにシューが当たってしまいます。

振れがひどい時には自分で触れ取りするか自転車屋さんに持って行って振れを取ってもらうかしてくださいね。

ホイールのセンター調整

ホイールが振れてなくてもホイールのセンターが出ていないとリムがブレーキシューに接触します。

ホイールとリムの間に両方に指を入れて間隔を確認する同じぐらい指が入るならセンターが出ています。

センター出しができていないといくら調整してもブレーキが方効きしてしまうのでご注意を。

片方の指だけがすっぽり入って片方は入りにくならセンターがズレていることになりますので、

ホイールのナットを緩めてホイールのセンター調整をしてください。

まとめ

ブレーキの制動性能は命に関わる重要な部分です。

ママチャリだからとほったらかしにせずに適度にメンテナンスしたほうがより安全に、長い期間その自転車に乗ることができます。

じぶんでブレーキのメンテナンスをするにしても注意深く行わなういとテキトウにやってしまうと危険でもあります。

不安がある人は自転車屋に持ち込んだほうが無難ですよ。

ではまた。

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