ビンディングシステムはシューズに取り付けたクリートをペダルにはめ込むことで
足とペダルが固定されます。
ロード用のビンディングペダルはペダルを回すことを前提に作られているので、
ビンディングを使いこなすにはクリートを取り付ける位置、
キャッチの仕方も大事なポイントなんですよ。
今回はビンディングに固定するためのクリートについてお伝えします。
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クリートの取り付け位置
クリートをシューズに取り付けるときに悩むのが取り付ける位置。
ビンディングシューズに適切な位置にクリートを取り付けられていればいいんですが、
テキトーにクリートを取り付けていると、ペダリングがうまくできなかったり、
ヒザや腰を痛めて脚に支障をきたしたりしてしまう原因にもなりかねません。
クリートの取り付け位置のポイント
クリートを取り付ける位置のポイントとなるのが、拇指球と小指球です。
拇指球と小指球を結んだ線の中心とペダル軸が重なるところがクリートの中心になるように取り付けます。
拇指球は親指の付け根の膨らんでいる部分。
小指球は小指の付け根の膨らんだ部分。
ペダル軸はクリートの横に印が付いてる。スピードプレイはベースプレートに線が入ってます。
クリートの向きは縦にまっすぐ左右対象に取り付けます。
まずはこの取り付け方で試してみてから、ヒザに痛みなどが出たりしたらクリート位置を若干前後させてあなたに合うクリート位置を探してみてください。
クリートは消耗品する
SPD-SLのクリートはペダルとの脱着、
クリートがむき出しになってるからそのまま歩いたりしてるとクリートが磨り減ってしまいます。
クリートのバンパー(三角形の隅のでっぱったとこ)がなくなったら新しいクリートに交換。
バンパーがなくなったままのクリートを使うと
ペダルにハマリにくかったり、ハマッても外れ安かったりしてコケる原因にもなります。
クリートキャッチのコツ
クリートがすんなりとペダルにハマらない。ズムースに入らずに立ちごけしたり、キャッチしようとしながら進んでたら次の信号にまたつかまっちゃった。
ビンディングデビューして間もないころにはこんな経験してるロード乗りも少なくないはず。
慣れればなんてことない動作やけど、キャッチが苦手で上手くはペダルにはめられないならコケる危険性があるので、ぜひとも身体に覚え込ませてキャッチ克服したいですね。
クリートのキャッチ
- ペダルが5時の位置でつま先を使ってペダルをなでるようにして踏み面を上向きにする。
- そのままクリートの先端をペダル前側のツメに差し込む。クリートの先端がペダルの先に引っかかってるか感覚で感触を確かめる。
- クリートがペダルに収まったら、12時~1時にかけてかかとに体重をかけてクリートを押し込む感じでグッと押し込むようにペダルを踏み込めばバチッとはまる。
シマノSPD-SLのペダルは構造上ペダルの先端が上を向いているので、慣れるまでは目視で確認しながらキャッチしてもいいけど…
ずっとペダルを見てると前方不注意で事故になる危険もあるので、できるだけペダルを見ずに感覚で練習するほうがベターです。
上を向いたペダルはつま先でペダルをなでるように、
水平にするとそのままクリートの先端を差し込めます。
差し込まれてるのがわかったらかかとを上げ過ぎない。上げ過ぎると外れる。
クリートのリリース
クリートをペダルから外すときは、左足のかかとを外側にひねります。
ペダルが上死点で外すとバランスが取りにくいので、下側にくる時に大きくひねってリリースする。
外れた時もバチッと音がするので外れたかを確認しなくても外れたかどうかはわかりますよ。
右足のクリートをリリースするときは減速して左足で着地してトップチューブをまたぐようにして完全に停車してからかかとをひねって外します。
外すときは、怖くてもためらわず思い切ってかかとを外側にひねることが大事です。
中途半端にひねって外れないほうがバランスが崩れてかえって危ないです。
まとめ
ビンディングのクリート位置は意外と大事なポイントです。
クリートのキャッチはクリートがペダルに差し込んであれば、そのままペダルを踏み込めば意外と簡単にキャッチできるもんですよ。
その動作を下を見ずに感覚でできるように足に気持ちを向けながら最初は練習してみてください。
クリートの脱着は慣れるまでは練習あるのみですよ。