自転車のホイールは使ってるうちに、徐々に振れが出てきてウニャウニャとまっすぐ回らなくなってくることがあります。
自転車屋さんに持っていってもいいんですが、
工賃もとられることになるし、
持っていくのが面倒くさい時もありますよね?
ロードバイクは自分でメンテするのも楽しいもんです。
1度挑戦してみてはどうでしょう?
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ホイールの振れ取りに挑戦してみよう
基本はリムを寄せたい方向にニップルを締めて振れをとります。
一気にニップルを締めずに、少しずつ慎重にすることが大事です。
気持ちに余裕をもって取り組めばうまく振れは取れるようになりますよ。
振れ取りの仕方
振れがでる原因は、自転車に乗ってるうちにニップル(リムとスポークを繋いでるネジ)が緩んでくるからなんです。
自転車に乗ってるうちにニップルが締まるってことはないです。
ニップルは締めた方向にリムが寄って行きます。
とりあえずは、振れは緩んだニップルを締めると締めた方向にリムが寄っていくというのを覚えておきましょう。
振れ取り作業の順番
リムの振れには
- 縦振れ
- 横振れ
の2種類があります。
リム組からふれを取る順番は、
- 縦振れを取る
- 横振れを取る
- ホイールのセンターを確認
振れ取り台を使わずに、自転車にホイールをつけたまま振れを取るときは縦振れは飛ばして、横振れを取り、センター確認をします。
縦振れを取る
縦振れは1mm程度の振れならどんなホイールにも発生するので、こだわり過ぎて必死に取らなくても、1mm程度の振れはそこまで気にすることはないです。
縦振れを取るときは、振れ取り台を用意するほうが確実に振れは取れます。
縦振れは振れが出ている部分のニップルを締めれば取れます。
縦振れは横振れよりも先にとって、
横振れを取るときになるべく縦振れがなるべく再度発生しないようにしたいですね。
でも、自転車にホイールをつけたまま横振れをとるだけなら、
縦振れはとばして横振れをとりましょう。
横振れを取る
ホイールを回転させたときに横振れが発生していれば、
振れがでている箇所が定期的に波打ちます。
スポークのニップルを締めるとリムがセンターによります。(フリー側に振れが出てるなら反フリー側を締める)
上の画像はフリー側に振れが出ています。
ある程度ニップルが締まったらあとは一気に締めずに1/4、1/2ずつぐらいに締める量を調整しながら振れを取っていきます。
フリー側にリムが寄ってるので、ハンフリー側のニップルを2本締める。そして2本の間のフリー側のニップルを締めた分と同じ分だけ緩めます。
振れを取るときは3本1セットかなり触れが取れてきたら2本1セットで振れを取ります。
センターを確認する
前後のホークとホイール、タイヤの隙間が左右均等になるようにします。
ホイール自体がセンター出しできてないと、
ホークのホイールを装着しても片方によってしまいます。
ホイールのセンターを合わせておかないとフレームにタイヤが接触したり、
ブレーキシューも常に片利きした状態になるだけでなく、
乗り味も悪くなってしまうの、気をつけたいですね。
振れを取るときの注意点
振れとりをするときにはいくつか注意したいことがあります。
ニップル回しを使う
ニップルを回すときは、ニップル回しという専用工具を使います。
ニップル回しはいろんな種類のものがありますが、ぼくはこの丸型のニップル回しを使っています。
丸型のニップル回しなら、自転車にホイールをつけたままでも振れを取ることができるので便利ですよ。
ニップルを回すのにラジペンやモンキーなどの工具は使わないように。
ホーザン(HOZAN) ニップル回し ニップルレンチ ♯10/12/13/14/15 C-120
一気に回さない
振れを取るときは、ニップルを一気に回さない。
一気にニップルを回してしまうと、振れがいつまでも取れません。
もともと振れが取れていたホイールなら、一気にニップルを回す必要もないし、
さらに閉めすぎでスポークが折れる(切れる)危険性もあります。
ニップルを締めるときは、
- 4分の1回転
- 8分の1回転
振れの状態を見ながらで少しずつ回して振れを取りをします。
まとめ
ホイールの振れは長く自転車に乗っていれば、いつかは必ず起こるものです。
振れをほったらかしにしていて振れが大きくなりすぎると、ブレーキシューにリムが当たったり、スポークが折れる危険性もあるので、振れがひどくなる前に修正したいですね。
振れ取り台で振れを取るときは
- 最初は縦振れ取る
- その後横振れ取る
- ニップルを回すときは少しずつ
あとは自分で実際にやってみてなれるのが、1番です。
頭で考えるより、実際にやってみるほうが感覚的にもわかりやすいと思います。
振れ取りが出来ればスポークが折れたときの修理や、自分でホイールを組むときにも役立ちますよ。
ニップルを使うホイールはどのホイールも振れの取り方は基本同じです。
身に着けておいて損のない技術なので、気になる人は挑戦してみて下さい。
では、またお会いしましょう。