自転車のホイールには
- 完組ホイール
- 手組ホイール
の2種類があります。
組み方もスポークが交差しないラジアル組と交差するタンジェント組があります。
自転車のホイールはスポークの本数が違ったりクロスさせる本数が違ったりと
いろいろな組み方があるんですよ。
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自転車ホイールの組み方
スポークの組み方には
- 4本組
- 6本組
- 8本組
と、組み方にも種類があります。
またイタリアンやったりJIS組やったりとスポークの通し方によっても呼び名が違ったりします。
ハブのスポーク穴が片側16個で計32個や、
片側18個の計36個やったりと、
ハブの種類も違うのでその辺は好みに合わせて選んでください。
今回は36本の6本組をやっていきます。
用意するもの
- リム
- スポーク(必要な本数)
- ハブ
- ニップル
- 5-56
- 小さいビニール袋
- バット(ニップルを広げておいとけたらなんでもOK)
作業を始めるまえにビニールにニップルを入れてそこに5-56を吹きかけてシェイクしておきます。
こうしておけば、スポークのネジ山にニップルを付けるときの摩擦が軽減できて作業がしやすいです。
シェイクできたらニップルをバットに出してとりやすくしときます。
スポークのあやとりの仕方
反フリー側を上にしてひとつ飛ばしでスポークを通していきます。
次にフリー側にスポークを通していきます。
上側のスポーク穴と下にした側のスポーク穴は半個ずれてます。
ギア側からスポークを落とす場合には右側の穴にスポークを落としてください。
両側ともひとつ飛ばしてスポークを通し終わったら、
ひっくり返して残りのスポークを通し切ります。
全部通し終わったら、
フリー側のリムに通すので反フリー側のスポークを
何か(ワッシャ―や輪ゴムとか)でまとめてもいいしそのままでもいいです。
ぼくはまとめずに綾取りしてます。
今回は6本組です。
上側から通ってるスポークと下側から通ってるスポークをクロスさせます。
緑で囲んであるスポークから数えて6本目の下から通ってるスポークを交差させて組むのが6本組です。
※この組み方は逆JIS組になってますね。JIS組の場合は写真ではひだりから右に向かっているスポークを右から左に向かう様に組んでください。
スポークを最初にリムに通すときは、
バルブ穴横から始めます。
バルブ穴の部分には大きな空間ができるように組んでいきます。
スポークをクロスさせるときには、
上側から通したスポークが上、下から通したスポークが下になるようにクロスさせます。
交差させ方を間違えないであやとりしていきましょう。
同じ要領でスポークを選んでリムにスポークを通していきます。
片側が終われば裏返して同じようにスポークを通して完成です。
裏側のスポークを組む時にもバルブ穴の横からスポークを通すのは変わりません。
間違えたらもう一度選び直せばいいのでやってみてください。
※JIS組は下の写真のような組み方です。
ホイールを組むときの注意点
- 後輪はスプロケットをつけるハブなら短いスポーク側から組み始める
- ニップルを付けるときは外れない程度に締める
- スポークの長さに注意
- ホイールを触るときはバルブ穴が始点
後輪はスプロケ側から組み始める
リアのホイールを組むときは短いスポークから組み始めます。
反フリー側からスポークを通すと短いスポークが届きにくくやりづらいです。
ニップルを付けるときは外れない程度に
綾取りをするときにニップルを締め込むと最後のほうのスポークを通そうとしたとき、
スポークが穴に届かなくなります。
締め込むのは全部スポークを通し終わってからでいいので、
スポークを全部通し終わるまではニップルを外れない程度に留めておきましょう。
スポークの長さに注意
リムの外周に合わせたスポークの長さを選ぶ必要があります。
また、前輪の場合は右も左も同じ長さのスポークですが、
外装変速のホイールを組むときは左右で長さが若干違います。
スプロケが着くほうのフリー側が短く、反フリー側が長いんです。
これをオフセット組とかおちょこ組とかっていいます。
ホイールを触るときはバルブ穴が始点
ホイールをメンテするときは、
とにかくバルブ穴からスタートします。
中途半端な位置からいじってしまうと、
どこからどこまで作業したかわからなくなります。
バルブ穴を始点にするが基本です。
まとめ
ホイールのあやとりは実際にやってみないとできません。
ぼくは初めてやったときは、
何をどうしていいかわかりませんでした。
とりあえずは、
- バルブ横から始めること
- スポークの交差のさせ方
- スポークの長さが違うなら短い方から
- スポークを通し終わるまでニップルを締めすぎない
上記のようなことに注意してやってみてください。
頭のなかでは簡単に出来そうって感じでも
やってみると意外と難しいです。
ではまた。