自転車で走っているとカバーの中でカチャカチャとチェーンがカバーに接触する音がしたり、
走行中にチェーンがしょっちゅう外れるなんてことありませんか?
それはチェーンが伸びているせいかも。
あなたが乗っている自転車がギアがない。
もしくは内装3段ギアの自転車なら「チェーン引き」でチェーンを調整できますよ。
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もくじ
たるんだチェーンはチェーン引きで調整
チェーンがたるんできてしょっちゅうチェーンが外れるなどの症状などが出てきたら軽快車などの自転車はチェーン引きで調整できます。
チェーンのたるみはチェーン引きを締めることによってタイヤの位置が後ろに下がることでチェーンが張っていきます。
チェーン引きの調整方法。
外装6段変速でない。もしくは内装3段の自転車にはチェーン引きというパーツがついています。
このチェーン引きのナットを締めたりすることでタイヤが前後しチェーンの張りを調整することができます。
1.ナットとボルトを緩める
チェーン引きを調整するにはタイヤを固定してるハブナットを緩めます。
ハブナットにカバーがついている場合には、マイナスドライバーを使ってカバーを取り外します。
そのあとハブナットを15ミリのラチェットレンチを使って左方向に回して緩める。
ラチェットレンチがない場合にはメガネレンチやソケットでもいいけどラチェッタ付のほうが作業がしやすいです。
ブレーキとフレームを固定している金具のボルトも緩めます。
完全に外す必要はありません。
チェーン引きを締める
チェーン引きを締めるときに使う工具は10ミリのソケットレンチ。
ナットをある程度締められるようにソケットに深さのあるもの。
そして長さのある工具をを選んだほうが作業しやすい。
締め方は左右のナットの締め具合が同じぐらいになるように締めることです。
そして、一気に締めないこと。
右のチェーン引きのナットを90度締めたら左側も90度締める。
張りを確認。
もうちょっとかなっと思ったら45度締める。
といった感じで少しずつ締めるのがポイントです。
片方だけを締めるとハブ軸が片側だけ移動して車輪が斜めに入っていきセンターがでません。
目視で確認するならチェーンステーとタイヤとの隙間が同じぐらいになっているかでセンターが出てるかどうかが確認できます。
チェーン引きのねじ山がおなじ同じぐらい見えているかも確認してくださいね。
ぼくはタイヤとステーの間に指を入れて、同じぐらい指が入るかで確認しています。
チェーンの張り具合を確認する
チェーンの下から工具でも手でもいいので、ポンポンとチェーンを持ち上げてみて張り具合を確認します。
チェーンが少し持ち上がるぐらいになっていればOK。
上下に1.5センチぐらい遊びがあればいいです。
ですが、ペダルを必ず回してみて抵抗なく回るかを確認します。
そして、また張り具合に問題がないかチェック。
抵抗がありクランクが重たい場合はチェーン引きのナットを左右45度ずつ緩めながら調整する。
ブレーキを固定するボルトとナットを締める
チェーンの張り具合がいい感じになったら、最初に緩めたチェーンステーにブレーキを固定していたボルトとハブナットを締めていきます。
ハブナットを締める時にはセンターが出ているかも確認するように。
内装3段もチェーン引きで大丈夫
内装3段の場合はのカバーを外さないと、ハブナットを緩めることができません。
カバーのネジをプラスドライバーで外して変速を1に入れます。
ワイヤーをマイナスドライバーで持ち上げて、引っかけてる部分を外したらナットを回せるようになります。
変速調整の目印になる部品は失くさないようにご注意を。
まとめ
ギアなし、または内装3段の自転車のチェーンが伸びてたるんでいても、チェーン引きを締めることでチェーンの張り具合を調整することができます。
あまりにもサビサビの伸び伸びのチェーンでなければチェーン引きで調整するだけで大丈夫です。
チェーンの張り具合はパンパンにするんじゃなく、少し上下に動くぐらいのたるみ(遊び)は必要ですからね。
工程を覚えればむずかしい作業ではないので、しょっちゅうチェーンが外れたりして悩んでいるなら試してみてください。
では、また。