電動アシスト自転車（以下電動自転車）の後輪を外す作業はなかなかハードルが高いと思っていませんか？
そうなんですよね。
ロードやクロスバイクみたいにクイックリリースでホイールが固定してあるなら楽なんですが、
電動自転車の後輪を外すのってなかなかめんどくさいなぁって思います。
それはやっぱり普段やるような作業ではないからしょうがないです。
なので今回重い腰を上げて電動自転車の後輪を外そうと思っているあなたの助けになれたらと思い、
後輪の外し方の手順をお伝えしていこうと思います。
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もくじ
電動自転車の後輪を外す
後輪を外すのに必要な工具
- １５ミリのボックスレンチ(ラチェッタがいい)
- １０ミリボックスレンチ
- １０ミリスパナorメガネレンチ
- ラジオペンチ
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- 外したパーツを保管しておく器
- 後輪を外した時に自転車をかけられるスタンド（無くてもいい）
- 養生できるようなシート(なくてもいい)
電動アシスト自転車の後輪を外していく
後輪を外していきますが、
電動自転車を支えられるほど頑丈な自転車スタンドを持っていないので
今回は車体を上下逆さにして作業しました。
- 内装3段ギアを「1」に切り替えておく
- ワイヤーのエンドキャップを外す
- ワイヤー固定のナットを外す(緩める）てワイヤーを抜く
- ブレーキ本体とフレーム本体を固定しているボルトを外す
- ベルクランクカバーを外す
- ワイヤーを開放する
- チェーンカバーを外す
- ハブナットを外す
- テンションプーリーを押し込むとチェーンがたわむのでチェーンをホイール側のギアから外す
- チェーンリングからもチェーンを外す
- ホイールを車体から外す。
順番的にはこんな感じです。
取り付ける時は逆の手順を行います。
ブレーキを外す
ブレーキワイヤーはエンドキャップを外さないとワイヤーを本体から外せませんのでプライヤーなどでエンドキャップを引っこ抜きましょう。
ワイヤーを外す
内装3段ギアのワイヤーは1に切り替えるとワイヤーを引っ掛けている部分が押し込めるようになります。
引っかかるところを押し込んでワイヤーを持ち上げたらひっかり部分が外せます。
ハブの中に差し込まれている棒が3段目で固着している場合があります。
その場合には棒を押し込んでいる部分を引っ張り出すぐらいしか方法はないです。
ホイールを取り外したあとも切り替えは諦めて下さい。
チェーンを外す
車体を逆さにしているのでチェーンケースを外していませんが、
スタンドなどにかけてやる場合にはチェーンカバーをはずしてください。
テンションプーリーを押し込めばチェーンがたわみますので
ホイール側のギア(スプロケット）の方からチェーンを外して、
そのあと大きいほう(クランク側)のギアからチェーンを外します。
ハブナットを外す
15mmのラチェッタでハブナットを緩めます。
ハブナットを緩めるときにハブ軸のナットも一緒に回る(共回り)するようであれば一旦緩めるのはやめて
反対側のハブナットをしっかりと締め直してから緩め直しましょう。
チェーンがすでに外れている状態なので、チェーン引きをわざわざ緩めたり締めたりする必要はありません。(ホイールのセンターが出ていなければチェーン引きで調整する必要はあります)
ホイールを外したらチェーン引きが左右どちらの分かをわかるように保管してください。
まとめ
電動アシスト自転車のホイールを外しました。
テンションプーリーが装備されている車体の場合はホイールの取り外し、取り付けがめちゃくちゃ楽です。
ちゃんとセンターが出ている状態のチェーン引きなら後々調整し直す必要がないのもありがたい。
最終のブレーキ本体をフレームに固定するボルトの締め忘れにはご注意ください。
20インチの子乗せタイプはホイールよりもキャリアやスタンドが硬くてそれらを外したりつけたりする方がなかなか大変です。
慣れれば簡単に作業できますが、電動自転車の後ろ車輪をしょっちゅう外すことの方が少ないと思いますので、時間のある時にゆっくり作業してもらうのがいいと思います。
ではまた。