「ロードバイクで走りに行こう!」と思ったけど、出発地点がいつも家からばっかりで何か最近マンネリ感が出てきてるとか輪行したいけど、電車に乗っては行きたくない。
と、もしあなたが思ってるなら、車にロードバイクを車載して走りに出かけてみませんか?
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もくじ
自由度が高いロードバイクの車輪行
一般的に輪行と言えば、輪行袋にロードバイクを収納して電車移動が思い浮かぶと思います。
輪行は電車だけに限らず車にロードバイクを載せれば、
普段は走らないところまで行って拠点周辺のサイクリングを楽しむことができます。
車での輪行なら電車と違って電車の時間を気にする必要もないし、
荷物も電車移動よりもたくさん運ぶことができますよ
クルマ輪行のメリット、デメリット
クルマ輪行は公共交通機関を使う輪行よりもメリットが大きいこともあります。
時刻表に縛られない
電車で輪行する場合には電車の時間も考慮しないといけませんが、
クルマならあなたの好きな時間に出発できます。
帰りだってサイクリングが終わり一息ついて自分のタイミングで帰路につけます。
「朝寝坊した」「サイクリング後はゆっくり休憩してから帰りたい」
そんな時でも融通が利かせることができますよ。
たくさんの荷物を持っていける
電車輪行では自分で持っていける荷物の量が限られてきます。
クルマなら大量の水を持って行くことだってできますし、
着替えなど荷物の制限はほぼないでしょう。
クルマにウォータータンクを積んで置けばサイクリング後に顔を洗ったりもできるし、
家を出た時は暑かったけど現地に着いたら肌寒いなんてこともあるので、
もしかしたらこれは使うかもと思ったモノはとりあえず持って行って、
本当に必要だったらサイクリング中に使えばいい。
もし必要なかったとしてもクルマに置いとけば済む話ですしね。
スタート地点が自由
どこに走りに行くか。
そしてどこをスタートにするかはクルマを運転するあなたの自由です。
ロードバイクでサイクリングするコース近くの道の駅などに車を停めておくこともできるので拠点選びに自由が利きます。
あなたが設定したコースに拠点が近ければ近いほどサイクリングを楽しむ時間は長くなります。
また、電車輪行なら駅をスタート地点にして自宅や宿泊先などをゴール地点に設定するとかもできるんですが、車輪行の場合は必ず車を停めているところに帰ってくる必要があります。
コースを作るときは、ぐるっと一周するコースか往復するコースになりますね。
車が必要
車輪行をするならそもそも車が必要になります。
自家用車があれば問題ないですが、車を持っていない人はレンタカーなどを利用する手があります。
ただ、レンタカーを利用するなら借りに行く、返却する時間の手間も考慮しないといけません。
自家用車ならガソリン代だけで済みますが、
レンタカーを利用すれば車のレンタル代も発生するので出費もかさみます。
駐車場を選ぶ時のポイント
車輪行の拠点となる駐車場選びはにもポイントがあります。
高速を使うなら高速道路にアクセスしやすくて、駐車料金が無料のところ。
もしくは、駐車料金がかかったとしても最大料金が設定されているところを選ぶほうが無難です。
車を停めているところの近くにトイレがあれば何かと安心で便利です。
自転車の車載方法と特徴
ルーフマウントキャリアを取りつけて車載する
車で自転車を運ぶ方法で真っ先にイメージするのが、車の屋根の車載用のルーフキャリアに自転車を固定して運ぶ方法ではないでしょうか。
ルーフキャリアへの固定タイプは
- 両ホイールはつけたままフレームを固定(ホイール、フレームホールド)
- 前ホイールを外してフォークを固定(フォークダウン)
があります。
フォークダウン式は安定度が高く、フレームを固定するタイプは、
フレームの素材やリム高に影響されないモデルもあります。
また、車内に自転車を積まないから車内のスペースを広く使えるのがメリット。
ルーフトップにサイクルキャリアを設置するには車種に合ったベースキャリアが必要。
背の高い車(SUVやミニバン)など自転車の積み下ろしが大変ですが、
ロードバイクなら軽いのでまだ楽だと思います。
自転車を屋根に載せたときに気をつけたいのは、車の背の高さが変わってしまうことです。
普段の感覚で運転してたら駐車上の天井やガード下など高さ制限があるところを通るときに、
うっかり大事なロードバイクをぶつけてしまったらもう最悪です。
あとキャリアがついてることで、風切り音がしたり、燃費が悪くなったりする原因にもなります。
リアマウントキャリアに車載する
車のリアゲート部分にキャリアを装着します。
たまにしか車載しないよって場合は、コンパクトにたたんでおけばいいし、
いっそのこと使う時だけ装着するようにして、使わないときには外してしまってもいいと思います。
2台、3台載せられるモデルもある。
これもルーフマウントと同じで車外に車載してるから
車内のスペースを広くとれるうえに、
屋根に置かない分高さを気にする心配もありません。
デメリットは自転車を車載しているときには、
リアゲートが開けられないこと。
一番後ろに荷物を置いてて急にそこから物が必要になっても、自転車がキャリアに載ってるとリアゲートが開けられないから、自転車を降ろすか、後部座席から身を乗り出して荷物を取るかしないとダメですね。
車内に自転車を積む
ミニバンやSUVなどのラッゲージスペースが広くて余裕があるなら、車内に自転車を積むのが一番安心、安全な車載方法です。
大事なロードバイクが汚れたり盗難などの心配もないので、車輪行の車載方法としては一番理想と言えます。
インナーマウントを使ったメリットは
- 設置が簡単で、車内に自転車をしっかり固定できる
- 車内に積載するので自転車が汚れない
- 自転車の対応車種が多い
- 自転車が車内にあるので、取り回しを気にしなくていい
- マウントで固定されるので、ベルトや他の荷物で支える必要もない。
デメリットとしては
- 自転車に付着した泥や砂などから車内の汚れ防止対策も必要
- 車内に自転車を載せられる車種が限られている
- スペースをとるので乗車人数の制限、自転車以外の荷物の量が限られる
マウントを使わなくても車内に車載できる
インナーマウントを使わなくても自転車を載せることは全然できます。
ただ、軽自動車では車種によっては車内に載せるのは難しいこともありますが、乗用車以上の大きさの車なら車内に載せることは十分にできるでしょう。
車のサイズにも寄りますが後部座席を倒さなくても前後ホイールを外してトランクスペースにも入れたり、マウントがなくても立てて収納できれば複数台並べて車載することだってできますし、前輪を外すだけで寝かせて載せるたりでもOKです。
気を付けたいのは車の走行中にホイールやフレーム、パーツ類がこすれたり、倒れたりして車内や自転車自体に傷が付くのを避けるためにマットを敷いたり、毛布やタオル、ダンボールなどでカバーしておくと安心です。
まとめ
ロードバイクは長い距離を走るのに適してる自転車なので、
走る予定のコースへの移動も自走すればいいと思う人も中にはいるとは思います。
ただ、車が比較的少ないコースや、
観光地でサイクリングもしたいときには自転車を車載すれば、
- 体力を残しておける、
- 交通量の多い道を走る必要もない
- 着替えなどの荷物も持っていける
などメリットも多いです。
また、車輪行は電車輪行よりも自由で気楽にできます。
着替えの用意も持っていけるので、帰りに寄り道して帰ることもできるし、
汗だくで車に戻ってきて汗臭くても
あなた一人で車に乗るなら誰にも迷惑もかかりませんしね。
家族がいる人でロードバイクを趣味にしていることを家族が理解してくれているなら、
旅行がてらに家族も一緒に行って、
それぞれが好きなことを楽しむ一日なんてことができるかもしれませんね。
自転車には色んな楽しみかたがあり、人それぞれの「自己満足」なので、
あなたに合った自転車の楽しみ方を探してみてください。
では、またお会いしましょう。